ワキガは子どもにも遺伝するの?

現在ワキガに悩まされている人は、自分の子どもにも遺伝してしまうのではないか?と不安に覚えることもあります。

ワキガは成長する段階で発症する病気ではなく、生まれ持った体質です。ワキガに苦しむからこそ、子どもには遺伝して欲しくない。実際のところ子どもにも遺伝するのかどうか、ご紹介します。

 

 

 

ワキガの原因を調べてみると

ワキガは、いわゆる体質のひとつです。生まれた頃からワキガではない人よりも汗腺の数が多いという特徴があります。
汗腺とは汗が出る穴のようなもので、ワキだけでなく、腕、顔、足、全身に存在するものです。

人は汗をかくことで体温調整をしていますし、体内にためこんだ不要なものを排出するという働きをもっていますので、全身にある汗腺から汗をかき、それらの目的をはたしています。

汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類があるのですが、ワキガの人は、汗の中に皮脂を多く含むアポクリン汗腺の数が多いという特徴を持っています。

元々汗そのものにはクサイニオイは含まれていません。皮脂を多く含むアポクリン汗腺から汗をかくことで、皮膚に付着した汗に含まれる皮脂が皮膚表面に付着します。この皮脂は皮膚表面に存在する常備菌のエサとなり、ワキガ独特のニオイを作り出します。

多汗症の人は、大量に汗をかいても、ワキガの人ほどニオイは気になりません。理由は、汗に皮脂の含まれる量が全然違うからです。

遺伝性はどれくらいあるのか?

ワキガの原因は、アポクリン汗腺が多い体質であるという話を基に考えてみると、遺伝性が非常に高いと言えます。
喘息体質の両親からは、高い確率で喘息の体質を持った子どもが生まれる仕組みと同じです。

現在両親共にワキガに悩む場合、残念ながら非常に高い確率で子どもにも遺伝すると言えるでしょう。しかし、遺伝子レベルでの話になるので、一概には言えません。

ワキガと多汗症、それぞれの体質を持っている両親の場合、生まれてくる子どもは、どちらかの体質を受け継ぐことになるかと思います。
最悪の場合、ワキガと多汗症の両方を受け継ぐ可能性もありますが、何しろ遺伝子は、人が操作できる範囲の話ではありませんので、何ともいえないというのが答えではないかと思います。

子どもがワキガであるか判断するには?

元々汗っかきの子どもがワキガであるかどうかを判断するには、ある程度の年齢になっている必要があります。

体質の一つでもあるワキガは、生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ症状が現れていません。ワキガの原因となるアポクリン汗腺もまだ未発達ですし、母乳やミルクのみの食生活ですので、ワキガの原因ともなる脂質を多く含む肉料理を食べていないというのが理由です。

また、子どもは元々大人よりも代謝も活発ですし、体温も高めのため、汗をかきやすいです。日中外に遊びに行けば、ワキガの子どもでなくとも、汗くささも非常に気になるものですので、その段階でワキガであるとの判断はできません。

正確に判断できるのは、子どもが成長期に入る10歳以降です。いわゆる思春期に突入する時期で、ワキガの原因でもある汗腺も発達し、ワキガの原因でもあるアポクリン汗腺も同時に活発になるので、ワキガかどうかの判断ができる時期に当たります。

ワキガの判断基準

子どもがワキガであるかどうかを簡単に判断するには、衣類のワキ部分にしみができているかどうかです。

ワキガの体質の人は、皮脂を多く含む汗をかくアポクリン汗腺から大量の汗をかきます。皮脂が多ければ多いほど、衣類にも染み付いてしまいますので、それが判断基準となります。
ワキガは早めにケアすることで、ニオイを緩和することもできますので、日ごろから食生活に気を配ってあげる、衣類のワキ部分を徹底的に消臭するなどのケアをしてあげてください。

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