生理とワキガ臭の関係|生理が近くなると汗は臭くなる?

女性なら誰もが憂鬱になる生理。お腹が痛くなる人もいれば、頭痛や微熱に悩まされる人など、不調のオンパレードです。

さらにワキガに悩む女性にとっては、生理周期によってワキガ独特のニオイがきつくなると感じることもあるかと思います。

実はこの生理周期とワキガのニオイの悪化には大きな関係があるのです。女性であり、さらにワキガに悩まされているという人は、ぜひ周期別に合わせたケアをおすすめします。

 

 

 

生理のしくみ

ある一定の周期でやってくる生理は、体内にある女性ホルモンによってコントロールされています。
生理は、妊娠のために作られた卵が不要になった場合、きちんと体外に排出するという体の機能の一つです。

女性ホルモンに分類される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が関わっています。

一般的には28日周期もしくは30日周期で1クールと考えられている生理は、この2つのホルモンがバランスよく働くことで定期的なサイクルを保っています。

前半2週間の間は、「エストロゲン」の量が次第に多く分泌されるようになり、最終的には卵が作られます。その後後半2週間は、「プロゲステロン」の分泌量が徐々に増えることで、不要になった卵を排出するため、生理が始まります。

ワキガのメカニズムがホルモンに関係する

なぜ生理周期とワキガのニオイが関係してくるのでしょうか?これには「プロゲステロン」の分泌量が大きく関係しています。

プロゲステロンは、妊娠した後に赤ちゃんが育ちやすいように子宮環境を整える役割があります。逆に妊娠していない場合には分泌量が減少することで、卵を子宮外に排出するための環境作りを担っています。

このプロゲステロンが大量に分泌される生理前に当たる時期には、皮脂の分泌も活発になってくるため、ワキガのニオイが悪化すると考えられています。

その他にもむくみやすく、精神的にもイライラしてしまう時期でもあります。 また微熱が続くという女性も多いのですが、体温が高くなることで、脇汗をかきやすくなるため、ワキにいる常備菌のエサとなり、ワキガのニオイが悪化してしまう原因となってしまいます。

生理前のワキガが気になるなら

科学的にホルモンバランスを調整したところで、生理前のワキガのニオイ対策はできません。だからこそ、日々の対策でニオイを予防することが重要です。

皮脂の分泌が活発になる生理前から積極的に食事内容の改善を試みてみるという方法なら、ワキガのニオイ悪化を防ぐことができます。

ワキガのニオイとなる皮脂は、肉を中心とした欧米食によって悪化するとも言われているのですが、魚料理中心の和食に切り替えてみることで、血液をさらさらにする効果も期待できるため、生理痛緩和にも繋がるかと思います。

また、プロゲステロンの分泌が多い時期に、微熱が続くという人なら、若干薄着を心掛けるということも十分にワキガ臭対策に役立ってくれるかと思います。

お風呂では半身浴でたっぷりを汗をかけば、体内にたまりこんだ不要な物を予め排出することができます。定期的に半身浴を繰り返すことで、汗そのものの質をニオイの少ないサラサラなものに変えることが期待できますし、生理前に起こりがちなむくみを解消することもできます。

デオドラント製品の活用

生理前にワキガのニオイが悪化したと感じる人は、ぜひ脇汗商品でも人気の高いデオドラントを活用ください。私がおすすめするのは「デトランスα」です。こちらは、脇汗が出る汗腺に直接ふたをし、ニオイの元となる汗をストップさせるデオドラントです。

女性だけでなく男性の脇汗にも効果が期待できますので、家族で、カップルで、生理前のタイミング以外にも使用してみてはいかがでしょうか?